『力の入れ具合』について(中編:力の方向)

今日は「力の入れ具合」についての続編で、「合気道」を始めて気づいた「力の向かう方向」のお話です。

初めのうちは、私の場合、相手の動きに即時に反応してしまい、例えば手首をつかまれると、自分の肩にも自然に力が入ってしまっていました。頭で力を抜こうと考えると、余計に力が入ってしまいます。

また、稽古の中では上級者の方に「相手を間違った方向に動かそうとしている」ことをよく指摘されました。

合気道ではうまく修正することが難しいのですが、ダンスにおいては活かせそうな点が思い浮かんできました。
スタンダードのホールドを例にとると以下のようになりそうです。

・自分が進む方向が、手を握って触れている(男性は左手、女性は右手)相手を感じている方向に寄りがちである。実際はもう少し外側で自分の胸骨が向いている方向のあたり。
・反対に女性は、男性の右手が触れている左肩甲骨のほうによって行きやすいが、もう少し内側あたりで右肩甲骨のあたり

文章にすると難しいですね。

要は、手の感触や、感触から伝わる相手の動きに騙されないこと。(本来の自分が動きたい方向と異なる場所に動いたり、動かそうとしている可能性があるということ。)

※即席で図を作ってみました。
本来緑の矢印方向に進みたいのに、相手と触れている箇所を感じてオレンジの矢印に動いてないでしょうか??ということです。

以上になります。
次回は「居合道」で気づいた「力の込め方」をお話ししたいと思います。